高松に着くなり、こえび人手不足で「ISLAND THEATRE MEGI『女木島名画座』」の作品受付のショートリリーフに4時間、100人ほどのお客様に対応。その後、今日(8/6)から始まったオーストラリアの先住民族アボリジニーの100年前のキャニング牛追いルートを辿る「ワンロード|現代アボリジニ・アートの世界」のオープニングセレモニーに出席。素晴らしい展覧会です。それにしても、なぜアボリジニーの絵画は天空から地面を見たようなのだろう?どうして線が点を打つ連続になっているのだろう?今日2時からは香川出身のアボリジニー研究の大御所、小山修三さん、現代の日本文学を切り開いている池澤夏樹さんとオーストラリア国立博物館の館長マシュー・トリンカさん(司会は私)のシンポジウムがあります。乞うご期待。

芸術祭の各部門スタッフが大健闘で楽しい。今日はパスポート販売チーム編。多くの人たちに出来る限りいろいろな作品を見ていただきたいと、パスポートをお薦めするの巻。もちろん全作品を各施設ごとに入館料を払っていただくと2万5000円かかるので、パスポートを買うとお得になるというのも理由のひとつですが、パスポートを買うと頑張っていろいろ見ることになる。瀬戸芸の面白さ、その特徴は何といってもその多様さにあるので、各入口のパスポート販売に力が入ります。特に高松港は、これから島巡りをする人が多いのでチームは野球場の「おせんにキャラメル」スタイルで皆さんに声を掛ける。朝早くからの立ちん坊なので大変なのだが楽しみもあります。アジアからのお客でパスポートの存在を知らない人も多い。「Do you have a passport?」と言うと皆さんおもむろにバックの中や胸ポケットの中から本物のパスポートを出して「There.」と胸を張って答えるそう。スタッフの青色実行委員会の腕章が公安警察のデザインが似ているからだそうだ。国際化すると、こうゆうことも考えなくてはならない。身振り手振りで説明すると、その後は気前よくもうひとつのパスポートを買ってくれるとのこと。楽しいですね。