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遠藤利克

えんどうとしかつ

日本

岐阜県出身。仏像彫刻を志すも、挫折。以降、水をテーマとした作品制作を夢想するようになる。水は、その物質的属性から離れ、共同幻想としての現象性自体へと転移していった。同時に、水の対抗的物質としての火が現れ、次第に、水と火と生命が相互連関的に渦巻くダイナミズムの中に、人間が取り組むべき芸術行為というものの根幹が、あるいは存在の秘密が潜んでいると考えるに至る。いうならばそれは、われわれ人間の、生命性と、言語と情念とエロチシズムを母型とした、静止し続ける運動性に他ならない。