ISLAND INDEX

  •  
  •  

ロサナ・リオス ろさな・りおす

作品No. ta09

家の"メメント・モリ"

ラテン語の「メメント・モリ」という概念を表現しようと思います。「メメント・モリ」はこの世のすべてのものの持つ儚さについての、キリスト教の理論によるものです。私が家を見ると、それは人間存在の記憶を持つ一種の実態であり、その記憶というのは消えつつあるがその場所にまだ存在していると感じるものです。高見島では、まだ島に残っている人々は過去についての物語を語り、そしてかつて住まわれていたけれど、今は無人の家々や壁も又物語を伝えています。それらはわたしたちに存在が短いことを思い出させてくれます。壁に生い茂る植物や、小道のひび割れからの芽吹きなども、同じく私たちにこのことを思い出させるもので、すべての生きとし生けるものには限られた時間があり、なせるままにするしかないと言っているかのようです。

作品情報

作品情報 高見島・浜/浦
備  考

同エリア内の作品

浜/浦