会期も5日間をすぎ、おおむね順調です。
ここで、前回書けなかった、沙弥島と宇野港のオープニングの様子を書いておかなくちゃいけません。


沙弥島では、与島地区5島(櫃石島、岩黒島、与島、瀬居島、沙弥島)からやってきた5つの獅子群がゴジラと闘う出し物があり、甲冑姿の綾坂出市長一族も加わってのアクションは人気でした。
坂出市は芸術祭の理解が早く、よい方向にのっているようで、こちらも嬉しくなりました。


宇野港では、玉野、倉敷、岡山等の7校の高校生のグループが参加してくれたのも特記すべきことでした。もっと高校生と深く関わっていきたいと思いました。


私は明日からまた出張ですが、5月5日に戻ってきます。
北川フラムと行く!キネマと音楽の夕べ in 屋島 鑑賞ツアー」に参加するのです。
高松港出発のバスツアーです。(定員40名、8,000円)
この催事は県立ミュージアムの春季展「自然に挑む 江戸の超(スーパー)グラフィック ―高松松平家博物図譜」と四国村の案内をし、坂本頼光と「いだてん」の音楽を担当した演奏家による生バンドで、無声映画の「子宝騒動」(1935年/松竹蒲田/監督= 斎藤寅次郎)、「無理矢理ロッキー破り」(1927年/米国)、伊丹万作・片岡千恵蔵・山田五十鈴による「国士無双」(1932年)を見るためのツアーです。
食事は「わらや」。ぜひご参加ください。楽しめますよ。


平成最後の日、女木島の「女木島名画座上映会」に行きました。秋に上演されるハンセン病がテーマの、クリスティアン・バスティアンス「大切な貨物」に出演する石橋静河主演の映画「夜空はいつでも最高密度の青色だ」(石井裕也監督)の上映に際しての解説のためです。
これは、最果タヒの同名詩集の映画化なのですが、なかみは全く違うのに(そもそも詩集には主役の男女も物語もない)、ああ、よく詩集の疎外感、絶望感、それゆえの希望感に肉迫したなあと思える出来映えなのです。
かつてTVの深夜番組の断片で見た「バンクーバーの朝日」と同じ監督だと知って、なるほどと思うことしきり。社会の底辺で働く人の目線で時代を実にうまく捉えている。待望の才能が現れたと思いました。


この後の、イアラでの EAT & ART TARO さんの食事もよく、お客さんも満足気でした。

【この日のお品書き】
・香川のレモンで作ったレモネード
・サワラの手作りマヨネーズ焼き
・春野菜のグリル
・サワラの白子の燻製
・女木島の風で作ったチャーシュー
・そぼろご飯
・イアラのためのクッキー
・イアラブレンド自家焙煎珈琲


イアラの食事は今年も好調です。