草壁港には、中国の作家、シャン・ヤンの作品sd20「辿り着く向こう岸―シャン・ヤンの航海企画展」があります。
作品に込められた作家の思いやコンセプトについて、国外から来られたお客さま方に知ってもらうため、地元の高校に通う4名の生徒が、英語でガイドに挑戦しました。
アメリカやオーストラリア、香港などから芸術祭を目的に来島したお客さま方に、ジェスチャーを交えながら、作家が幼い頃に体験したエピソードや作品の構想などについて説明したほか、この後はどこへいく予定なのか、などと質問をして、外国人とのコミュニケーションを楽しみました。
この日は、地元の方がお茶や栗羊羹、芋羊羹をふるまってくださっていたため、「『お接待』や『羊羹』は英語で何というのだろう?」と分からない単語を調べながら、お客さまをお接待所へ案内したり、お客さまが次にいくエリアでお勧めの作品を紹介しました。
瀬戸内国際芸術祭の会場である12の島のうち、島のなかに高校があるのは小豆島だけ。
国内外から多くの方にご来場いただくこの機会に、貴重な経験をすることができました。