週末になると、市内の観音寺総合高校の生徒たちが伊吹島に渡っています。
週末にはお客さまが増えるので、うららの台所ではいつもよりたくさんのお弁当を準備していますが、島のお母さんたちを気遣い、手伝いに来ているのです。

島のお母さんたちは、手際よく次々と、お弁当に入れるメニューを作っていきます。
いりこをふんだんに使った炊き込みご飯や天ぷら、うどん粉もちなど…。
出来立ての美味しそうなお惣菜を、生徒たちも手分けして、特製のお弁当箱に詰めていきます。

お弁当作りがひと段落ついたころ、地元のお父さんたちに誘われて、観音寺港に向けて出港する定期船のお見送りに参加しました。
お見送りに使った旗を片付けながら、「また来てほしい。お見送りするのは楽しかった。」と話す生徒たち。
朝早くから、たくさんのお弁当を準備するのは大変でしたが、うららの台所のお母さんたちとはもちろんのこと、地元の方や来島者の方といった、普段お会いすることのない方々と交流できて、楽しそうにしていました。
地元の高校も一緒に、瀬戸内国際芸術祭を盛り上げてくれています。