夏会期もたけなわで、外国からの来訪者はますます増えています。

前回から始まった「瀬戸内アジアフォーラム」では、10の国と地域から26団体が参加し、多くの議論のなかから、アートや生活文化に地域再生の根源的な力があるとの認識が共有されましたが、今年の第2回目は、15の国と地域から38組が参加し、高松の「かがわ国際会議場」などで4日間開催されます。


特に明日は、朝10時半から、かがわ国際会議場で、一般のお客さんが参加可能なセッションがあり、これがおもしろそうです。


「国連はなぜ観光に取り組むのか ―カルチュラル・ツーリズムの可能性 」
 ムサリム・アファンディエフ(国連世界観光機関事業変革シニアオフィサー)

「芸術祭は何ができるのか ―展覧会を超えて 」
 アンソニー・ガードナー(オックスフォード大学ラスキン・スクール・オブ・アート所長)

のほか、

「中国はなぜ”大地の芸術祭”を開催するのか」
「シンガポール・ビエンナーレ2019の倫理と地政学」
「3つのビエンナーレが始まったタイ。次は何が?」
「中央から離れてどう見るか ―スポットライトを浴びたインドネシア・アートコレクティブの実践」

を、それぞれの当事者が話します。


また、特別講演として、作家の池澤夏樹さんが「沖縄で芸術祭は可能か?」を話します。


このほか、浜田知事や福武總一郎さんのお話もあり、瀬戸内国際芸術祭がどういう意味をもっているか、世界のなかで確かな潮流の中にいることが理解できる内容になっているので、おすすめです。


==============
参加ご希望の方は、当日会場にお越しください。
ただし、お席に限りがありますのでご希望に沿えない場合はご容赦ください。
※詳細はこちら。
https://setouchi-artfest.jp/event/detail352.html
==============