4月3日、瀬戸内国際芸術祭2010で好評を博した「小豆島の家」のお別れセレモニーが開催されました。

この日は朝からこえび隊による中国茶の接待が行われ、地元の方々など多くの人が、作品をもう一度目に焼き付けようと来場しました。

お別れセレモニーでは、中山歌舞伎保存会による三番叟や中国楽器 二胡の演奏、地元の子どもたちの合唱が披露され、会場は和やかな雰囲気で包まれます。

セレモニーの最後には、北川フラム芸術祭総合ディレクターから、作家 王文志氏からのメッセージが読み上げられ、農村歌舞伎の伝統を守り続けてきた中山・肥土山の二つの地区の住民への敬意と、作品を受け入れ愛してくれたことへの感謝が伝えられました。

また、中山の農村歌舞伎舞台横では、芸術祭会期中、憩いの場としてたくさんの人が集った「こまめ食堂」が「ART SETOUCHI 春」のスタートにあわせて営業を再開しており、多くのお客様が訪れていました。

芸術祭閉幕後も人々を楽しませてきた「小豆島の家」とはお別れですが、芸術祭から始まった活動は、ここ小豆島でこれからも続いていきます。

こえび隊ブログ —小豆島の家お別れセレモニー