ANTIBODIES が瀬戸内を舞台にこの秋に発表する島全部を使った回遊型公演
不確定性のアルゴリズムによって
再生と崩壊のモジュレーションを繰り返し
自己育成的に思想と原動力を発生する運動
暗い海に浮かぶ
エントロピーの楽園
私たちの舞台である
神話の海に浮かぶ岡山県唯一の有人島・犬島には、日本の近代化から少子高齢化へと至る激動の時代の流れに翻弄された人たちとその環境に関わるとても魅力的な物語がありました。
2018年10月、2年間にわたるリサーチやワークインプログレスを経て、総勢100名に及ぶアーティストや技術者、スタッフが入島し、2日間に渡って島全域を会場に変容させる自由回遊型作品『エントロピーの楽園』を上演しました。
“TO IDENTIFY THE COMMUNITY AND ITS ENVIRONMENT”
「エントロピーの楽園」はその対象となる環境風土によって全く内容が異なってくる性質の舞台です。
コミュニティーとその環境への眼差しから発想を得ること。日本と世界の近代化や、様々な局面におけるエントロピーの上昇、急展開する環境問題、移民問題、少子高齢化、近現代における心と身体の疎外にまつわる問題、歴史認識の問題、エネルギーの問題、そのような概念をここに照らし合わせることで、様々な気付きや発想の転換があると考えます。
この日本の小さな離島の物語は、劇的な変容の只中にある人々の生活とその文化の在り方を問いかけるものであるという意味において、今こそ全世界と共有されるべきであると考えています。
2019年、私たちはその続編を、この犬島において再演出、再構成を行い、また新たな創造を行います。是非この機会に犬島にご参集ください。
期間中、ダンスのWSなども開催されます。詳細は
http://inujima.antibo.org/にて随時更新します。
コンセプト・構成・音楽 : カジワラトシオ
振付・出演 : 東野祥子
空間演出・美術・装置 : OLEO
特殊効果・美術 : 関口大和
ドラマトゥルグ・出演 : 石橋源士
即興演奏・パフォーマンス : JON(犬)、MEGANE、夏の大△、置石、CazU-23(Turtle Island) 、東京月桃三味線 ほか
身体パフォーマンス : ケンジル・ビエン、吉川千恵、加藤律、矢島みなみ、ミナミリョウヘイ、田路紅瑠美、尾身美苗、斉藤成美、松木萌、菊池航、井田亜彩実、山本泰輔、小川摩希子、新井海緒、出川晋、若浦宗八、園田郁美、島民のみなさん ほか
テクニカルマネジメント : ヤノタカオ
美術・テクニカル : 西村立志、倉持裕二、Moriken、Wacky、ifax!、ハオニロ、上野雄次、Gori、森のすみか研究所、山本将史 ほか
火術:AbRabbi-油火- てっせい
衣装 : HE?XION!、西岡七歩子
音響 : 佐藤孔治(Slim Chance Audio)、HAMASTAR
音響スタッフ:AKAGASHI
宣伝美術 : 濱大二郎
デザイン : 関根日名子
記録 : 井上嘉和、Yoshihiro Arai
映像記録:Bemnmn Ben(JIKAN Design)
制作 : 滝村陽子
<離島の夜の村おこし大会議>
食文化のクリエーター : 京都・村屋、月桃食堂、南風食堂、GIVE ME VEGETABLE、自然食 コタン、Paradise Alley、くう食堂、Yurinx、極楽肴nd SETSUKO、MATATAVI、Coffee Bike Edenico Ghost、ほか
音楽パフォーマンス : ALKOD(Turtle Island) 、神宮前BONOBO、MIDI-Sai、KOPY、HoboBrazil、K∞ * N∈∈、KA4U、ANALOG4、地蔵音楽団、DODDDO、Kiyoca、Erochemist a.k.a 池田社長、Polypical、タートル山、UNBE、ザンゲ、BONNNOUNOMUKURO、クヌゲンチェライ、MarginalMan a.k.a.TUTTLE、GAYA、Bomb Birds Ya!、KENTA HAYASHI 、Aiconga + Shoichi Murakami ほか(出演日、詳細などはHPにて発表)
制作協力:呉山夕子、zakkiiee、三宅史子、UECHI、村瀬明桂
協力:犬島のみなさん、犬島町内会、犬島婦人会、犬島元気市、在本商店、Trees、simasima、Ukicafe、KAMP、砂子綾里紗、笹岡直央、まつげ、織田桃子、亀井菜穂子、Alchemy Works ほか
助成:日本文化芸術振興基金
後援:一般財団法人福武財団
協力:おかやま山陽高校