岡山県宇野港にある玉野競輪場は1950年に開設され、観客席から瀬戸内海を見渡せるロケーション抜群の競輪場。
その競輪場の改修工事によって出てきたスタンドの椅子や看板など、競輪施設で使われていた素材を使って、高さ約4mの彫刻作品を作りました。

 

7月の土日にはワークショップが開かれ、地元の方々やサポーターが集まり、椅子の連結作業を行いました。
みんなで協力してカラフルな椅子が繋がっていきます。
お子さんもたくさん参加してくれました。

設置場所は競輪場の隣の日の出公園。目の前に海が広がる気持ちの良い散策エリアです。
公園内に植わっているヤシの木の間を縫うように、作品がまるで植物のように点在しています。

競輪場で使っていた椅子、「3分前/1分前」と書いてあるランプやレジェンド競輪選手の肖像や雪の写真など、まったく異なる素材を組み合わせて、新しい世界をのぞき見てしまったような彫刻作品が登場しました。