来年4月26日(金)から開幕する瀬戸内国際芸術祭2019に参加するアーティスト・プロジェクトについて、一部を本年3月23日に実施計画の公表に合わせてお知らせしていましたが、この度、別添「瀬戸内国際芸術祭2019出展予定作家・プロジェクト」のとおり17組(既発表分と合わせて計39組)のアーティスト・プロジェクトを追加することを発表いたします。

今後、本年10月末頃にかけて、さらに参加アーティスト・プロジェクトの選定を進める予定です。

詳細は別添報道提供資料をご確認ください。


【主な追加アーティスト・プロジェクト】
◎レアンドロ・エルリッヒ
1973年ブエノスアイレス生まれ。知覚や認知といった問題を扱いながらもユーモアとウィットに富んだねじれた空間、だまし絵のような手法による作品制作する。越後妻有里山現代美術館のトンネルなどの常設作品のほか、鏡などを利用して観る側を巻き込む作品で人気が高い。近年、日本だけでなく台湾・韓国などアジア地域での展覧会が加わってきている。瀬戸内国際芸術祭では「不在の存在」(2010年、女木島)を制作※し、以降も継続展示している。
※「不在の存在」は「Invisible(見えないもの)」と「Double Tea(二重の茶室)」の二つの作品からなる。なお、2013年にも高松市・屋島において「美しく捨てられて」を制作・展示(現在は撤去済み)。
 

◎香川大学 × 小豆島 夢プロジェクトチーム
香川大学(創造工学部・柴田悠基研究室)の学生と小豆島の高校生が未来を考えるプロジェクトに取り組み、演出家・豊永純子氏とともに、小豆島の農村歌舞伎舞台とそれらを育んだ風土を軸に史実や人々のエピソードからその土地の未来に向けた物語を制作、上演する。


◎王文志
1959年台湾生まれ。籐、竹、木などの自然素材を用いた大型のインスタレーションを数多く手がける。瀬戸内国際芸術祭では、2010年から毎回、小豆島の中山で数千本の竹を台湾の伝統的な編み方で組み上げ構築する巨大なドームの作品を発表している。


◎ラックス・メディア・コレクティブ
1992年にJeebesh Bagchi、Monica Narula、Shuddhabrata Senguptaにより設立、インド・ニューデリーを拠点に活動。現代アートの創作やキュレーション、本の制作、教育、そして場作りなどにより、今日の社会的な問題を取り上げるプロジェクトなどに取り組んでいる。日本では、2017年の奥能登国際芸術祭2017などに出展しており、瀬戸内国際芸術祭には初参加となる。