今日は芸術祭夏版最終日。はっきりしない台風の去来で、航路・イベント・開閉等でこの3日間、馴れない雨降りとともに様子が違ったが、アーティスト・スタッフ・こえび隊の士気は高い。最後の週末に予定を組んでいた方々も翻弄されたはずで恐縮の限りだが、ほぼ全作品が見られるようにはなったと思う。

最終日は各所でイベントが行われているが、高松ではベンガル島が閉島の催しもの、それに先立ってアルチザン(職人)のみなさんの作品のオークションがこれから行われる。昨日はDouglas BROOKS and Koji MATANOの瀬戸内伝馬船の進水式が行われたが、一カ月を超えるベンガル島での作業のなかでの交流と一体化は、多くの人が参加したあたたかな船出となった。皆さんよく働いてくださった。四万十川からのカヌーも12艘やってきた(ここまで午前3時)。

今は夜半。片付けを終えて、今はそれぞれの場所でとりあえずの終了パーティ真っ最中。こえび、ベンガル島、イベント、数々の集まりをやっていることだろう。明日からは撤去、そして秋のための作品制作、準備である。人は出会い、散り、またどこかで集まる。美術はまこと、人と場所、人と人をつなげることができる。春の沙弥島、夏の伊吹島は去った。暑い夏だった。瀬戸内の10月はまた格別、錦秋の季節にまたお会いしましょう。