瀬戸内国際芸術祭実行委員会は、丸亀高校が実施する「香川版スーパーグローバルハイスクール事業」と連携し、「地方創生」のテーマとして瀬戸内国際芸術祭を選択した高校1年生38名を対象に、芸術祭についての学習や芸術祭の会場である本島・高見島でのフィールドワーク活動を支援してきました。
生徒たちは7つのグループに分かれ、島の抱える課題や魅力、島の独自性を活かした地域おこしの企画について研究を行い、平成30年12月12日(水)、丸亀高校において研究結果を発表しました。
「高見島でとれる魚を展示する水族館を作る」「地域の郷土食を提供するカフェを作る」といった施設に関する提案や、「島(とう)文(ぶん)祭(さい)(島+総文祭)を行う」「島を一周するマラソン大会を開催する」などといったイベントの企画案などが発表されました。
また、かつて高見島で栽培が盛んであった除虫菊の花の形をアイシングでかたどったハブ茶クッキーを開発し、実際に試食したグループもあり、個性豊かな発表内容となりました。
発表をした生徒からは、「自分たちが地域の課題を研究することで人が集まるのではないかと考えるのは楽しかった」「来年の瀬戸内国際芸術祭でも実際に島に行こうと思う」などといった声が寄せられました。
瀬戸内国際芸術祭を通して、地元の子どもたちが多くのことを学び、将来について考えるきっかけとなるよう、瀬戸内国際芸術祭実行委員会では、このような活動をこれからも続けていきます。