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2021.09.29 瀬戸内国際芸術祭2022メインビジュアル発表




瀬戸内国際芸術祭2022ポスターのデザインについて

株式会社日本デザインセンター
代表取締役社長 原 研哉



島のお年寄りたちに二つの魔法をかけます。

ひとつは「サングラス」。
思いっきりド派手で、ロックンロールで、グラマラスで、
ビカビカに光っている、パワフルで非日常な黒いサングラスを、
じいちゃん、ばあちゃんにかけてもらいました。
サングラスはアートのメタファ。
照れてもいい、ピースをしてもいい。ともかく明るければいい。

ふたつ目の魔法は写真。上田義彦さんの「ポートレートの魔術」。
これは、そこにある素晴らしいものを「生け捕りにする」技術です。

直島のプロジェクトを始めた福武さんの
「直島は老人がいい」という言葉が記憶に残っています。
確かに、瀬戸内国際芸術祭で島々を訪れた際に、じいちゃん、
ばあちゃんたちの存在感は眩しかった。
この素晴らしさを、海を背景に、生け捕りにします。
老人大国日本から世界へ、とびきり明るいメッセージ。
2022のポスターは人をアートにするコミュニケーションでいきます。



原 研哉|Kenya HARA
デザイナー。1958年生まれ。無印良品、蔦屋書店、GINZA SIX等のアートディレクションで知られる。日本を未来資源としてとらえ直す視点から、様々なプロジェクトの立案を行なってきた。2019年にはウェブサイト「低空飛行」を開始、「高解像度の旅」をテーマに観光分野への新たなアプローチを試みている。日本デザインセンター代表。武蔵野美術大学教授。


2021年9月29日(水曜日)に、サンポートホール高松において、瀬戸内国際芸術祭2022のポスター等に使用するメインビジュアルの発表会が開催されました。
新型コロナウイルス感染症の状況等を踏まえ、当日の会場での参加は、メディア関係者に限定し、一般の方には、発表会の様子をオンライン配信を行いました。その様子は、下記の公式Youtubeにてご確認いただけます。ぜひご覧ください。

https://www.youtube.com/watch?v=VWtlevi9zWY&t=594s







※以下、2021年10月29日更新情報
その他、「瀬戸内国際芸術祭2022」の企画内容につきましては、別添資料 「瀬戸内国際芸術祭2022 Setouchi Triennale 2022」にてご確認いただけます。


2021.05.13 瀬戸内国際芸術祭の島々で学ぼう!瀬戸内スタディツアーのご案内

校外学習や教育を目的とした瀬戸内スタディツアーでどのようなことが体験できる
のかをご紹介するリーフレットを作成しました。
魅力がたくさんつまった瀬戸内の島々やアート作品を遠足や修学旅行などにぜひご
活用ください!!

瀬戸内スタディツアー」(チラシPDF)

2020.08.11 瀬戸内国際芸術祭2019公式記録集

瀬戸内国際芸術祭2019公式記録集が、2020年8月11日(火曜日)から全国の書店で発売されます。
瀬戸内国際芸術祭2019で公開したアート作品、開催されたイベントの解説のほか、「アジアの各地域 × 瀬戸内の島々」などの重点的に取り組んだプロジェクトや芸術祭を契機に生まれた「島の変化」の紹介、来場者数や来場者アンケート結果などのデータを掲載した内容となっています。

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