これまでの歩み

2013.08.01 夏のピークに向けての「こえび隊」大募集!そして濃厚な魅力を放つ宇野会場

開幕から10日過ぎて、夏から新規に始まったプロジェクトも落ち着いてきたし、オープン直後からがんばっていたこえび隊たちも寮から少しずつ家に帰っていき、運営チームが欠員で大変だ。特に平日。今日・明日は非常事態で、昨日には2組のファミリーが家族ぐるみで運営に参加してくれた。皆さん、ぜひ手伝ってください。

来客は好調。高松・宇野にはなかなか滞留せず皆さんはただ一途に島に向かっている。目的には適っているのだが、どちらの場所も味があり、レベルの高いプロジェクトなので、帰りの便をひとつずらして寄ってみてください。特に宇野の写真は素晴らしい。荒木経惟さんのビルボードは見ての通りのライフワークだ。それを家を利用して展示しているのだが、密度は濃い。デイビッド・シルヴィアンのアバンダン・ホープ(打ち壊された希望)も、ヴィスコンティの映画のような豊穣な世界と、その残影が美しく切ないし、佐内正史さんの写真も不思議なオブジェの存在感があって、強烈だ。野村佐紀子さんのプラチナ・ポートレートはひとりひとりのお年寄りが固有にもつ喜怒哀楽や年輪がメイキャップし、スタイリングされた表情と姿勢に表れていて素晴らしい。家を巡りながらこの4人の作品を見ると、現代の写真、いわば世界風景の断片が瀬戸内の宇野に煌(きらめ)くさまが感じられる。雑穀おにぎりのヘルシーな“Una弁”もとてもよくできていておいしいし、飛んでる内容で先鋭的なミュージシャン・パフォーマーたちによるUnaイベントも滅多に聞けないライブなのでお薦めだ。

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