女木島は、高松の沖合、4kmに位置する面積2.62平方km、周囲7.8km、人口が約100人の島です。夏には海水浴客でにぎわいます。
今から約100年前に、女木島の大洞窟の発見に伴い、女木島が「桃太郎」伝説の鬼ヶ島との説が発表されたことで、一躍観光地として人気を集めました。現在も鬼ヶ島大洞窟として見学することができます。
冬の強風から家屋を守るため作られた「オオテ」と呼ばれる高さ3、4メートルの石垣が特徴的。展望台や浜辺にも多くの方が訪れ、春には数千本の桜並木も楽しむことができます。
今から約100年前、男木島でも教員を務めた郷土史家、橋本仙太郎氏が島の大洞窟を発見し、女木島が「桃太郎」伝説の鬼ヶ島との説を発表したことで、一躍観光地として人気を集めました。島の中央部、鷲ヶ峰の山頂にあるこの洞窟は、人の手が加わった半人工の洞窟で、ひんやりとする洞窟内では、鬼たちの暮らしを想像したユニークな展示を見学できます。
鷲ヶ峰山頂にある展望台では360度瀬戸内海を見渡すことができ、春には島をピンクに染める数千本の桜並木とともに景色を楽しむことができます。対岸の高松や屋島を望む浜辺は水質も良く、「快水浴場百選」に選定され、夏には海水浴のほかキャンプや釣りを楽しむ人々が大勢訪れます。
また、女木港周辺には、防風防潮用に「オオテ」と呼ばれる高さ3、4メートルにもなる石垣が築かれ、独特の景観を作り出しています。
夏には2年ごとに、伝統的なお祭り「住吉神社大祭」が行われます。太鼓を叩く子どもたちを乗せ、大勢の男性に担がれた太鼓台が海の中に入り、海の男の勇敢さと勇猛さを顕示する島内最大の祭りです。