直島は、香川県の北、岡山県の南に位置する、面積8平方km、周囲28km、人口が約2,900人の島です。
「直島女文楽」をはじめ貴重な文化財が残る、製錬所のある町として発展してきました。質の高いアート作品や建築が集まる“現代アートの聖地”として国内外から注目を浴びています。
世界的建築家・安藤忠雄氏が、島南部の宿泊施設「ベネッセハウス」や、「地中美術館」などを手掛けました。2025年春には「直島新美術館」の開館を予定しています。
ベネッセアートサイト直島の施設については、こちらをご確認ください。
平安時代、崇徳上皇がこの島に立ち寄り、島民の純朴なこと、素直なことに感動し「直島」と命名したと伝えられています。
幕末から明治時代にかけては芝居が盛んに行われ、現在でも女性だけの人形浄瑠璃「直島女文楽」がその伝統を受け継いでいます。
本村地区では、現在も古き良き町並みが残っており、古民家を活用したカフェやレストランで、直島の食を楽しむことができます。
1970年に完成した直島小学校を皮切りに、直島の玄関口である「海の駅なおしま(宮浦港)」や、自然と調和した意匠が特徴的な「直島ホール」などが、有名建築家たちによって整備されました。直島ホールの庭園では、春は桜、秋は紅葉を見ることができ、季節によってその表情を変化させます。
島全体に作品が点在しており、“現代アートの聖地”として知られています。島南部にある「ベネッセハウス」などの宿泊施設や、「地中美術館」「李禹煥美術館」などの美術館は世界的建築家・安藤忠雄氏による設計です。2025年春に開館予定の「直島新美術館」も安藤忠雄氏の設計で、日本を含むアジア地域の現代アートを中心に展示します。カフェが併設され、瀬戸内海を臨むテラスからは、豊島や行き交う船といった瀬戸内海らしい風景を眺めることができます。