島・会場

伊吹島

さぬきうどんの出汁でおなじみ、「伊吹いりこ」の生産地。イリコの加工場に囲まれた芸術祭西端の島。

伊吹島は、観音寺港の西方約10kmに位置する面積1.05平方km、周囲5.4km、人口約600人の島です。

良質な煮干し「伊吹いりこ」は、漁獲から30分以内に島の加工場に送られ、すぐに煮沸し機械乾燥にかけられます。そして翌日に出荷されるため、鮮度の高さが特徴です。

台状の島で、島の周囲は急傾斜の崖となっていて、台地には平地が開けています。また、日本で唯一、平安時代の京言葉のアクセントを残すなど、独特の文化が受け継がれています。

伊吹いりこ

いりことは、カタクチイワシを煮沸し乾燥させたもので、一般的には煮干しとも呼ばれています。伊吹島では漁獲から30分以内に島の加工場に送り、すぐに煮沸し機械乾燥にかけられます。そして翌日には出荷が始まります。この鮮度を維持した一貫体制こそが、「伊吹いりこ」の特徴です。

パッチ網漁

伊吹島では、魚の群れを探す探知船、魚群を捕獲するために網を引く2隻の漁船、獲れたカタクチイワシを島の加工場まで、時速約60kmで運ぶ超高速の運搬船の計4隻で行われます。このパッチ網漁により、現在、15の網元が伊吹いりこを生産しています。

文化

伊吹島には平安時代のアクセントが残っているといわれていて、言語学者だった故金田一春彦氏が2度に渡って伊吹島に来島。その際に詠んだ歌が歌碑に刻まれ、建立されています。また、旧暦6月1日に行われる神楽祭は、江戸時代から続く島の伝統行事で、近世以降、島民が神楽を演じることはなく、香川県の本土から神職が島に渡って演じています。

イベント情報

伊吹島中心部

島膜_Ibuki

パフォーマンス

作品

伊吹島中心部

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伊吹の樹

栗林隆

伊吹島中心部

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トイレの家

石井大五

伊吹島中心部

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ものがみる夢

KASA/KOVALEVA AND SATO ARCHITECTS

伊吹島中心部

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イリコ庵

みかんぐみ+明治大学学生