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2022.09.30 オフィシャルツアーに屋島ナイトツアーが登場!

tk24 渡辺 篤(アイムヒア プロジェクト)「プロジェクト『同じ月を見た日』」


オフィシャルツアーは、ガイドと共に会場をめぐり、アート作品はもちろん、その会場の歴史や文化についてより深く御理解いただけるツアーです。
秋会期の毎週金曜日に、夕方から高松駅をチャーターバスで出発し、屋島の作品をめぐるナイトツアーを実施いたします。
国内外の人々が撮影した月を巨大スクリーンに投影する、「プロジェクト『同じ月を見た日』」。
この夏に誕生した話題の新施設「やしまーる」。
その「やしまーる」の中で、秋会期に合わせて公開された「屋島での夜の夢」。
源平合戦をテーマにした、約5×40メートルの絵画とその前面に設置されたジオラマの圧巻の芸術体験を、オフィシャルツアーでは、特別に事前予約し、学芸員の解説付きで鑑賞します。
瀬戸内海と高松市街を一望する屋島山上の景色もお楽しみいただけます。

※「屋島での夜の夢」については別途鑑賞料がかかります。

屋島ナイトツアーの申込はこちらから↓
https://setouchi-artfest.kotobus.com/tour/ktg028.html

オフィシャルツアーの情報はこちらから↓
https://setouchi-artfest.jp/visit/official-tour

2022.09.29 瀬戸内国際芸術祭2022 × 越後妻有大地の芸術祭2022 芸術祭連携企画について

今回、瀬戸内国際芸術祭2022では、同時期に新潟県の南側「越後妻有」で開催されている越後妻有大地の芸術祭2022と連携した企画を実施しています。

その一環として、双方の芸術祭公式ショップにおいて互いの公式グッズを販売する取組みを行っています。

また、越後妻有大地の芸術祭2022の会場の一つである越後妻有里山現代美術館のミュージアムショップにて瀬戸内国際芸術祭2022の公式グッズをご購入の方先着100名様にすてきなノベルティをプレゼントするキャンペーンも本日から開始しています。

この機会にぜひご利用下さい。


[取扱店舗]


▶瀬戸内国際芸術祭2022

高松港公式ショップ「海の市場」
営業時間:9:00〜20:00(秋会期中のみ)
住所:香川県高松市サンポート1-1 高松港旅客ターミナルビル1階

直島公式ショップ 海の駅「なおしま」内
営業時間:9:30〜18:00(定休日=月曜日。月曜日が祝日の場合は火曜日)
住所:香川県香川郡直島町2249番地40


▶越後妻有 大地の芸術祭 2022

越後妻有里山現代美術館ミュージアムショップ
営業時間:10:00〜18:00(定休日=火曜日・水曜日)
住所:新潟県十日町市本町6-1丁目 越後妻有現代美術館2F
※ノベルティプレゼントキャンペーン実施中!

2022.09.14 「高松港食のテラス」秋会期の出店者を募集します

高松港の「Liminal Air-core-」付近で、瀬戸内の食のめぐみを提供する「高松港食のテラス」。
香川や瀬戸内の食材を使ったおいしいお弁当や軽食を調理・販売していただける出店事業者を募集しております。
詳しくは添付の出店要項(秋会期)をご確認ください。

チラシ(秋会期)

出店要項(秋会期)

応募用紙(秋会期)

2022.08.18 「しましまゴミゼロプロジェクト」について

 瀬戸内国際芸術祭では、ごみは島から持ち帰っていただくことを来場者に呼びかけ、島や海の環境を守ることに取り組んできました。今回の芸術祭では、「しましまゴミゼロプロジェクト」と題して、ボランティアによるクリーンアップ、高松港での無料給水スポットの設置・利用呼びかけに取り組んでいます。

 ボランティアの皆さんは、朝、高松港を出発して島に渡り、港や作品周辺などのごみを拾い、夕方、高松港にごみを持って帰ります。芸術祭に訪れた来場者のみなさんにもごみの持ち帰りを呼びかけ、島のごみ問題を楽しく啓発しています。

 また、高松港では、食のテラスの一角に給水スポットを設置して、自由に水を汲んでいただいたり、マイボトルの携帯を呼びかけたりしています。ぜひご利用ください。


2022.07.24 【作品制作レポート】 7/15(金)高松市美術館で鴻池朋子展が始まりました

2019年から大島で作品を制作しているアーティストの鴻池朋子さんの展覧会が高松市美術館で始まりました。
7月15日、メディアや美術館職員向けの内覧会では、アーティストから美術館と大島の作品について案内がありました。


「高松市美術館と大島が海と人間の想像力を介してつながるような場所になったらという思いで、今回の展示を行っています。高松市美術館の1階の展示室には、国立療養所菊池恵楓園 絵画クラブ「金陽会」の絵が美術館と外をつなげる役割を果たす、もしくはアートや美術、芸術という言語で言われているような硬い閉ざされたものから開放してくれるエネルギーを持っていると思って、キュレーターである藏座江美さんに力になってもらって、この作品をお借りして展示しています。」


2019年に大島の北の山に「リングワンデルング」をつくった鴻池さん。
約90年前に若い入所者さんたちが協力して作った周遊道「相愛の道」を復活させました。
藪の中の人ひとりぐらいしか通れない小径は、春はツツジが咲き、夏は青く輝く空と海を望むことができます。
歩を進めると次々に新しい風景や島が望めるのも魅力的です。

制作当時の様子を鴻池さんは振り返ります。


「大島へ行ったら、私は会期の1ヶ月前まで作品ができなくて、何かものを作って置くことは嫌で、着いたらとても息苦しかったんですね。綺麗に管理されて、平和な島なんですけど、息苦しくて、山へ行ったんです。そこで見つけた、昭和8年に若い入所者さんが手探りで山を切り開いた周回路があったんですね。その当時、女性たちはお弁当を作って持って行っていたそうです。そこは、お腹いっぱいになるわけでもないし、脱出できるものでもないですが、管理地区から離れて、ちょうどいい1.5キロの道なんです。けれどそこが何十年もの間、みなさんがご高齢になって行かなくなって、薮になってしまって、閉ざされてしまった。そこを見つけてチェンソーとヘッジトリマーを使って、整備していった。それしか自分の創作ができなかった。でもそれをやることで、すごく気持ちが楽になった。一周綺麗にして終わったんですが、それだとアート作品として見られないと思って、仕方なくサービスとして「皮トンビ」を複雑な思いで設置した事が思い出されます。でもサービスという人間の所作は大事で、しょうがなく作ったんですけど、それがあると無関心だった人が来るきっかけにもなるんです。作品というか、そのあたりのものってなんだろうなと思いながら、実際に作ったものが作品ではなく、迷ったり、道を歩いたり、息苦しいなと思うことが、自分の何かに関係しているなと考えるようになり、そのあと3年のコロナを経て、脱出階段をつくろうと思った。この島からみんなも脱出したかったと、それで北の浜に降りる石段を作りたいと思った。」


芸術祭の夏会期からは大島にある「リングワンデルング」に新しい道ができます。
美しい浜に降りる“エスケープルート”、「逃走階段」です。


社会交流会館内では入所者や職員さんの物語を手芸でランチョンマットに仕立てた「物語るテーブルランナーin大島青松園」、国立療養所菊池恵楓園 絵画クラブ「金陽会」の絵を展示した「物語る金の豚」などが展示され、これらは高松市美術館にも展開されています。
大島の作品は8月5日から公開します。

高松市美術館、大島、ともにぜひ足をお運びください。



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