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2022.09.27 会期限定販売!塩の息吹を感じよう!買って島へ渡るもヨシ!島から帰って買うもヨシ!「汐まち玉野食プロジェクト たまのの塩」〔公式弁当〕


Photo : Shintaro Miyawaki



【販売日時】瀬戸内国際芸術祭2022秋会期(9/29~11/6)8:00~17:00
【販売場所】宇野港案内所(JR宇野駅構内)TEL:080-3176-3261
【数量限定】平日10~15食、土日祝日20食程度 ※取置可能




-お弁当のご紹介-

宇野港は、瀬戸内国際芸術祭の会場の一つとして、島への玄関口であり、滞在拠点としても、とても便利な場所です。
今回の食プロジェクトは、「塩」に着目しました。
かつて昔、多くの塩田が瀬戸内海や玉野市(宇野港)の沿岸にも作られ、塩づくりは、重要な産業の一つとして人々の生活を支えていました。そして現在、江戸時代から続く日本唯一の製塩会社がここ玉野市において、塩づくりを続けています。


-開発までのプロセス-
 プロジェクトチーム「玉野の食を愛する有志」で協議を重ねました。
  ↓
 メニュー考案者は、地元のUNO HOTEL レストランBLUNOの総料理長とKEIRIN HOTEL10 レストランFORQのシェフです。
  ↓
 食のアーティスト:EAT&ART TAROさんに監修していただきました。
 
 是非、素材の味を引き出す ”塩” を感じてみてください。


-名前の由来-
潮流という風の方向と潮の流れで航行していた帆走船の時代。
寄港した港では、潮の流れが変わるまで、港で美味しいものを食べたり、遊んだり、休んだりする「潮待ち」の時間がありました。
かつて昔、玉野市もそんな寄港地の一つでした。
芸術祭に来られた方が島から帰って、宇野港でゆっくりと滞在してほしいという願いも込められた食プロジェクトです。
「潮」は、「朝のしお」、「汐」は、「夕方のしお」と意味するようです。


アドバイザー=EAT&ART TARO
協力=玉野の食を愛する有志、UNO HOTEL、KEIRIN HOTEL 10



『白桃を食べて育った桃鯛と瀬戸内パエリア弁当』(穴子蒲焼【玉野塩】ふりかけ付) 金額:1,500円(税込)

UNO HOTEL内レストランBLUNO(玉野市築港1-1-12 TEL:0863-33-0606 宇野駅から徒歩1分)

岡山県の新ブランド「桃鯛」を乳清でマリネしたフリット、瀬戸内の魚介と玉野の雑穀を入れたパエリアや玉野の塩を用いた塩釜で焼いたローストビーフなど、玉野や瀬戸内の食材が詰まったお弁当です。
ふりかけで、味や食感の変化を感じてみてください。


『桜海老と瀬戸内海苔の2色のしおさい弁当』 金額:1,500円(税込)

KEIRIN HOTEL 10内FORQ(玉野市築港5-18-3 TEL:0863-31-0555)

レストランFORQの特徴であるスパイシーさと玉野の塩や食材が詰まったお弁当。クミンをふんだんに使った魚のフライ、地元の季節野菜の塩グリル、さくらえびと地海苔が振りかけられたごはんには、玉野の塩とレモンを使ったレモン塩が混ぜ込まれ、アクセントになっています。


来場者の皆様が、島へ渡る前、また、港へ帰ってきてからも、ご購入いただけますので、是非ご利用ください。玉野や瀬戸内の美味しいものがギュッと詰まった本格的なお弁当です。玉野市の地場産業であり、歴史の一つである"塩"をきっかけに玉野の歴史に思いを馳せながら、ぜひご賞味ください。

2022.09.26 瀬戸内国際芸術祭2022(男木島)~TEAM 男気「タコツボル」《ワークショップ「①タコツボペイント、②見送り旗を作ろう、③タコツボル前広場にタコの絵を描こう」》を開催します~

瀬戸内国際芸術祭2022秋会期にて、男木島のアート作品 「タコツボル」 の作家(TEAM男気)がワークショップを開催します。


①タコツボペイント

ドキドキ!本物のタコツボに絵を描こう!
物入れやオブジェとして使えます。

(日時)令和4年10月16日(日) 10:00~12:00、13:00~15:00
(場所)男木コミュニティセンターエントランス
(定員)各10名
(参加料金)1,000円
(備考)タコツボは持って帰れます。当日も空きがあれば参加可。


②見送り旗を作ろう

わくわく!船の見送り楽しいよ!
作った旗を振って「めおん」を見送ります。
子ども中心のワークショップになりますが、一般の方も参加お待ちしています。小学校低学年までのお子様が参加の場合、保護者同伴でお願いします。

(日時)令和4年10月30日(日) 10:00~12:00、13:00~15:00
(場所)男木コミュニティセンターホール
(定員)各15名
(参加料金)1,000円
(備考)旗は持って帰れます。汚れてもよい服やエプロンなどをご準備ください。


③タコツボル前広場にタコの絵を描こう

地面がキャンパスだ!さあ描くぞ!
白い水を使って地面に絵を描きます。

(日時)令和4年10月16日(日)、30日(日) 10:00~12:00、13:00~15:00
(場所)タコツボル前(フェリー乗り場)
(定員)無し
(参加料金)無料


※ご予約についてはこちら(https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfxPBQWzoyl8qrNRnr1BaD2-l89_PgLvorlyXfH2-Ny6beYEw/viewform)をご覧ください。

ワークショップチラシ

2022.09.14 「高松港食のテラス」秋会期の出店者を募集します

高松港の「Liminal Air-core-」付近で、瀬戸内の食のめぐみを提供する「高松港食のテラス」。
香川や瀬戸内の食材を使ったおいしいお弁当や軽食を調理・販売していただける出店事業者を募集しております。
詳しくは添付の出店要項(秋会期)をご確認ください。

チラシ(秋会期)

出店要項(秋会期)

応募用紙(秋会期)

2022.09.13 日比野克彦「瀬戸内海底探査船美術館プロジェクト『一昨日丸』」の運航予定について

瀬戸内国際芸術祭2022秋会期に粟島に展示される「瀬戸内海底探査船美術館プロジェクト『一昨日丸』」の運航予定についてお知らせします。

『瀬戸内海底探査船美術館プロジェクト』は、海底から引き揚げられた遺物とその関連の品々を展示する海の上に浮かぶ美術館『一昨日丸』と、香川県三豊市にある粟島に恒久設置されている『ソコソコ想像所』で構成されているプロジェクトで、瀬戸内国際芸術祭2013から継続して実施されています。

このプロジェクトを通して、鑑賞者は海から引き揚げられた遺物を鑑賞し、船の下の海を想像しながら、太古からの海と命のつながりに思いをはせます。


[瀬戸内海底探査船美術館プロジェクト『一昨日丸』運航予定]
日 時:会期中(9/29~11/6)の土日祝 
時 間:11:30、13:15、15:00(3便) 
場 所:粟島
参加費:1,000円 
定 員:20名(粟島の作品前にて受付)



また、関連するペイントワークショップについては以下の日程で実施予定です。
日時:令和4年9月23日(金・祝)10:00~12:00頃(予定)
(雨天時は24日(土)10:00~に順延。募集締切は令和4年9月16日(金))
詳細はこちら(https://setouchi-artfest.jp/press-info/press-release/detail435.html



2022.09.13 【瀬戸内ふれあい紀行】来島者の声をお届けします [男木島編]

高松港からフェリーで40分、女木島からは20分、おむすびのような山に段々畑のように古民家が立ち並ぶ男木島に到着します。

この島は、狭くて急な坂道や石垣が特徴です。険しい上り坂を歩くと、作品施設にたどり着いた時には汗がびっしょり。これこそ男木島です。

og20《学校の先生》 エカテリーナ・ムロムツェワ(ロシア)

集落への入り口にある鳥居をくぐり、この急な坂を上ること徒歩5分。夏会期から公開の新作にたどり着きます。作品付近で、顔をタオルで拭くのは大阪から来た30代女性。「暑い中、坂道を上り、苦労してたどり着いたからこそ、鑑賞の感動が深まるんです。この体験は普通の美術館では決して味わうことができません。」とすがすがしい表情。島の方から親切に道を教えてもらい、うれしかったとのこと。「学校の先生」のイメージを共有する作品については、「小学校生活の記憶が蘇り、とてもなつかしかったです。」と話してくれました。

作品内には、子どもたちが遊べるスペースもあります。神戸から来た小学1年生の女の子は、人の手の形をした小さな模型を手に取り、サイコロを振って楽しく遊んでいました。女の子の母親は、芸術祭初回の2010年以来となる訪問だそう。「実際に触ってふれあえる作品が増えたなと感じます。見るだけでない楽しみがあって、とてもうれしいです。」と満足した様子でした。


集落の中心に向かっていくと、高台にある安産の神様、豊玉姫神社の鳥居が見えてきます。ここからは、瀬戸内海や家々を一面に見渡すことができます。神社に登る階段の脇に、夏会期の新作が登場しました。

og18《男木島パビリオン》 大岩オスカール+坂 茂(ブラジル、日本)

建物の中にある大きなガラス窓には、魚やタコ、フェリーといった瀬戸内のシンボルが黒色のマジックで生き生きと描かれています。屋根を支える梁(はり)や柱に再生紙の紙管が使われた独特な空間で、窓越しに海を眺めることができます。眺める位置によって、フェリーが海に浮かんでいるようにも見えます。

大阪から来た50代夫妻は「海の美しい景色がガラスのペン画を引き立てていて、場所ありきの作品とはまさにこのことだと感じました。絵が踊り出すようで、とてもワクワクしました。」と笑顔です。

東京から初めて芸術祭に来た50代女性は「どこから見ても絵になり、まさにインスタ映えします。建物は和風なポップといった感じで親しみやすいです。」とにこやか。さらには「ここまでたどり着くのに歩き疲れましたが、この景色を見られるならば誰も文句は言わないでしょう。来てみて本当に良かったです。」としみじみと語ってくれました。秋会期の会場となる、香川県西部の島々を巡るのが今から楽しみだそうです。


今度は、坂道を南方面に下っていくと、倉庫を改装した作品が現れます。こちらも夏の新作。

og19《No.105》 ワン・テユ(王德瑜)(台湾)

Photo:Keizo Kioku


この作品の特徴は、実際に大きなバルーンの中に入って、空間そのものを体感できること。高知からの50代男性は「一面、蛍光色の世界を初めて体感しました。なんだかすごく斬新でスッキリしました。」と驚いた表情。奥さんは「大人になっても子どものように遊べる貴重な空間。2人で声を掛け合い、写真を撮り合うのがとても楽しかったです。」と満足していました。「17年ぶりにハイハイして、子どもにかえった気分でした~!」と目を輝かせるのは、香川県内の高校3年生の女子生徒のみなさん。「中のふわふわ感がたまらないです。また体感しに来ます。」と大満足のようでした。同じく高校3年生の男子生徒も「バルーンの中を見ただけでも驚き。実際に入るとワクワクします。」と充実した表情でした。


og05《漣の家》 眞壁 陸二

坂を下って海辺に出ていくと、倉庫の壁面にカラフルなアクリル板を設置した作品も楽しめます。ここでは、春会期中にワークショップが開かれ、島の方と来場者がアクリル板に思い思いに描いた「海の色」も加わっています。秋会期にもワークショップを予定しています。

坂道をぐるりと巡り、作品空間ならではの体験も楽しめる男木島。歩き回って気持ちのいい汗をかいた後は、フェリーを乗り換えて、次の島に渡りましょう。(続く)

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