作家
小谷元彦
おだにもとひこ
日本
1972年京都府生まれ。東京在住。
美術家・彫刻家。
ヴェネツィア・ビエンナーレ日本館(2003)をはじめ、リヨンビエンナーレ(2000)、イスタンブール・ビエンナーレ(2001)など数多くの国際展に出品。失われた身体感覚や身体の変容を幻影として捉え、不在と存在、覚醒と催眠、魔術と宗教、合理と非合理など両義的な中間領域を探求する。日本の仏像彫刻、近代彫刻の系譜への関心と意識を持ち、彫刻の新たな可能性を追求し続けている。立体作品のみならず、写真や「映像彫刻」ともいえる体感型インスタレーションなど、多様なメディアを用い、綿密に構成された完成度の高い作品が内外で高く評価されている。