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2022.09.30 瀬戸内アジアフォーラム2022

「瀬戸内アジアフォーラム2022」公開フォーラム開催
海でつながる世界の「今」をどう考えるか ~足は大地に 目は遠く世界に~



10月16日(日)、瀬戸内国際芸術祭2022秋会期において、瀬戸内と世界をつなぐ「瀬戸内アジアフォーラム2022」を開催いたします。
2016年にスタートし、2019年、第2回が開催された瀬戸内アジアフォーラムは、アートや文化による地域づくりに関わるアジア諸地域の団体・個人のネットワークの形成に貢献し、対話と交流を生み出してきました。昨年2021年には初のオンライン開催を実施。コロナ禍で考えたことや自身の活動について、世界27か国30人のアーティストによるライブレポートをお届けしました。

第4回目となる今年は、10月16日(日)、「レクザムホール 多目的大会議室《玉藻》」を現地会場とした公開フォーラムを世界各地とオンラインでつなぐハイブリッド形式で開催いたします。
2020年からのコロナ禍、ロシア軍のウクライナ侵攻は続き、飢餓、難民、紛争を含め世界規模で、地球環境とは?グローバル化とは?国家とは?という問いが私たちにつきつけられています。高松会場では、瀬戸内国際芸術祭、大地の芸術祭を巡り、意見を交わし合ってきたタイ、カンボジア、インドネシア、香港、台湾、ロシア、ベラルーシ、イタリアの参加アーティスト、美術研究者が出演。オンラインでは、世界的彫刻家アントニー・ゴームリーやウクライナで避難生活を続けるジャンナ・カディロワをはじめとする芸術祭参加アーティスト、文明や日本について深く考察し続ける作家・池澤夏樹、世界銀行、文化行政関係者等、多様な分野の第一人者が発言します。総勢20名以上からのプレゼンテーションを通して、今、私たちが直面する課題への答えを探りたいと思います。
ぜひ多くの皆様のご参加、ご視聴をお待ちしております。


《開催概要》
日 時:令和4年10月16日(日)15:00-18:00 (開場14:30)
会 場:レクザムホール 多目的大会議室「玉藻」/オンライン(Vimeo)
一般定員(要予約・先着順):[現地] 50人 [オンライン] 無制限
料 金:1000円 (現地/オンライン共通)

参加方法:下記Peatixのリンクより専用サイトに飛んでいただき、現地/オンラインを選択し、お申込みください。現地/オンライン視聴ともに、同時通訳(日・英2か国語)がございます。現地の場合は同時通訳レシーバーをお使いいただけます。オンライン視聴の場合は、日本語版と英語版の両方の配信リンクをお送りします。


申込サイト:https://setouchi-asia-forum-2022.peatix.com/


主 催:瀬戸内国際芸術祭実行委員会
共 催:公益財団法人福武財団、大地の芸術祭実行委員会


会場参加にあたってのお願い:
  ※ 新型コロナウイルス感染症の予防のため、マスクを着用の上、ご参加ください。
  ※ 体調が悪い方の来場はご遠慮ください。入場をお断りする場合があります。


《出演者》
(姓ABC順、所属/肩書、出身国/活動国)
【2022.10.7時点】



●Jean-Michel Alberola/ジャン=ミシェル・アルベローラ(アーティスト、フランス)
●Massimo Bartolini/マッシモ・バルトリーニ(アーティスト、イタリア)
●Christiaan Bastiaans/クリスティアン・バスティアンス(アーティスト、オランダ)
●Ayse Erkmen/アイシャ・エルクメン(アーティスト、トルコ/ドイツ)
●Mounir Fatmi/ムニール・ファトゥミ(アーティスト、モロッコ/フランス)
●Tamara Galeyeva/タマーラ・ガレーエワ(国立ウラル連邦大学准教授、ロシア)
●Kendell Geers/ケンデル・ギール(アーティスト、南アフリカ/ベルギー)
●Antony Gormley/アントニー・ゴームリー(アーティスト、イギリス)
●Yoko Hayashi/林洋子(文化庁芸術文化調査官、日本)
●Natsuki Ikezawa/池澤夏樹(小説家・詩人、日本)
●Zhanna Kadyrova/ジャンナ・カディロワ(アーティスト、ウクライナ)
●Ekaterina Kenigsberg/エカテリーナ・ケニグスベルク(ベラルーシ美術アカデミー准教授、ベラルーシ)
●Luxury Logico/ハウ・フア・ランジーゴン(豪華朗機工)(アーティスト、台湾)
●Vuth Lyno/リノ・ヴース(アーティスト/キュレーター/Sa Sa Art Projects共同設立者・アーティスティックディレクター、カンボジア)
●Koichi Makigami/巻上公一(音楽家、詩人、プロデューサー、日本)
●Victor Mulas/ビクター・ムラズ(世界銀行東京開発ラーニングセンター、アメリカ)
●Paweena Nekamanurak/パウィーナ・ネカマヌラク(ジム・トンプソン・アートセンター アシスタント・キュレーター/キュ・レーショナル・コーディネーター、タイ)
●Arin Rungjang/アリン・ルンジャーン(アーティスト、タイ)
●Anang Saptoto/アナン・サプトト(アーティスト/デザイナー、インドネシア)
●Seizo Tashima/田島征三 (アーティスト)
●Yuto Yabumoto/藪本雄登(アウラ現代藝術振興財団 代表理事、日本/カンボジア)
●Lo Ka Yin/ロ・カーイン(香港アートセンター プログラム・アンド・オペレーション・マネージャー、香港)
●Xu Zhen/徐震(アーティスト、中国)


お問い合わせ先:  瀬戸内アジアフォーラム2022 事務局
        artfront@artfront.co.jp


報道提供資料

2022.09.30 【瀬戸内ふれあい紀行】来島者の声をお届けします [小豆島編]

瀬戸内国際芸術祭の会場で一番面積が大きい小豆島は、自然のスケールも格別です。「日本三大渓谷美」に数えられている寒霞渓、「日本の夕陽百選」に選ばれた屋形崎夕陽の丘、五穀豊穣を祈願する農村歌舞伎の舞台である「日本棚田百選」に認定された中山千枚田・・・至る所に名所があります。雄大な自然とアートの共演も見どころです。高松港からフェリーで約1時間(宇野港からは豊島経由で約1時間半)、小豆島の玄関口・土庄港に到着します。


sd54《空の玉/寒霞渓》 青木野枝

映画「魔女の宅急便」、「八日目の蝉(せみ)」など数々の名場面のロケ地となった寒霞渓。土庄港から山道を車で約30分走ると、日本屈指の大渓谷と瀬戸内海を一望できる山頂駐車場にたどり着きます。近くには、ロープウェイの山頂駅もあります。この付近の登山道を歩いて10分程度。鉄の球体(直径4m)でできた見晴台「空の玉/寒霞渓」に到着です。

鉄は時が経つにつれて錆(さび)色に変わり、周りの景色に溶け込んでいくかのようです。

「まるで空に浮かんでいるみたい~!」と興奮するのは、高松から来た30代女性。結婚式向けの写真撮影で小豆島を巡っていたとのこと。新郎さんは「いろんな形の輪っかがうまくまとまっていて、技術的にもすごいことですね。」と驚いた様子。二人仲良く「最高の記念になりました。」と満面の笑みを浮かべていました。

初めて香川を訪れた鹿児島からの20代女性は「海。空。山。さらには崖!・・・まさに自然に溶け込んでいるアートを楽しめました!」と強調します。

「ここからは港まで見渡すことができ、港からここに到着するまでの楽しい道のりがよみがえってきます。」と喜んでいました。

一緒に来た友達(福岡から訪問)は「鉄は冷たいイメージですが、さわってみると意外とやわらかくて温かみを感じます。」と笑顔。そして、二人そろって「ここからのインスタ映えする写真をPRします。小豆島には絶景が多いので、また来たいです!」と楽しそうに話してくれました。

岡山からの40代夫妻は「この空間にものすごく感動しました。海外の秘境にいるみたいです。」としんみり。「これだけの作品を作るのは本当に大変だったと思います。手をかけて作っている所も見てみたいです。」と語っていました。


sd50《辿り着く向こう岸》 シャン・ヤン(中国)

小豆島には、主要な港が7つあります。寒霞渓から南に下り、車で約25分。島の南東部に位置する草壁港もその一つ。そこには木造の船のような作品が海の上に浮かんでいます。中国で廃棄された家具や建具を収集・修復し、組み合わせた全長25m、高さ10m、幅9mの巨大なものです。

4歳の子供と一緒に扉を開けるのを楽しむのは、神戸からお越しの30代ご夫妻。奥さんは「ガイドブックの写真を見て想像していたイメージより、実物の方がはるかに大きく感じました。この迫力は実際に来てみないと体感できないです。歴史の重みも感じます。」と話してくれました。
 
旦那さんは「作品とふれあうことができ、子供も退屈せずに鑑賞できるのが瀬戸芸の良さだと思います。」とにっこり。自然豊かな小豆島に2泊して、日頃の疲れを癒すのが楽しみだそうです。

高松からの40代女性は、船室をイメージした立方体の箱を熱心に鑑賞。「扉を開けると牧師がいるような雰囲気があって、なんだか教会と似た感じがしますね。」としみじみとした様子。また、「箱に屋根がないものがありますが、どうしてないのか、色々と想像するのがアートの楽しみです。」と語っていました。

岡山から来た50代男性は、「装飾がパズルのようにうまく組み合わさっていて、とても面白いです。模様も見事ですね。」と満喫していました。


sd43《はじまりの刻》 三宅之功

せっかくなので、土庄港に帰る前には、夕陽と海の絶景スポット・屋形崎夕陽の丘を目指しましょう。草壁港から車で北西に進んで約30分。県道26号(土庄福田線)沿いにある駐車場に車を停め、丘を2分ほど歩いて登れば、高さ3.9m、幅2.3mの圧巻の卵に出会うことができます。

陶の割れ目に堆積した小さな土にも、植物たちは懸命に芽を出そうとしています。割れ目でできた模様の中には、ウクライナの領土の形に似たものもあり、時代を反映しているかのようです。

「恐竜の卵のような作品と、美しい瀬戸内海。このありえない組み合わせには驚きですが、なんだか調和していて見事ですね!」と興奮するのは北海道から来た20代女性。

初めての香川訪問に「映画などのイメージから瀬戸内海は憧れでしたが、実際に眺めてみると繊細で本当に美しいです。空も綺麗で幸せです。北海道の友人にもPRします。」と充実した様子でした。

ここは島に住む方の拠り所にもなっています。子供と一緒に作品にふれあう40代男性は「見事な夕陽を一望でき、立地がとてもいいので、ここにアート作品ができる日を願っていました。その願いが叶い、元気をもらっています。」とうれしそう。

5歳の男の子は「卵の中に宇宙人がいそう~。いつか出てきてほしいなぁ!」と楽しんでいました。

夕陽の名所となれば、日没の瞬間を一目見たいものです。

その瞬間を写真に収めようーーー。いろんな角度から撮影に夢中になっていたのは広島から来た20代女性。「夕暮れには景色が変化していく楽しみがあります。日が落ちるのはあっという間でしたが、待った甲斐がありました。とても感動しました。」と目を輝かせていました。

一緒に巡っていた母親は「卵に芽吹く植物が、これからどう成長していくのか想像するのも面白いです。育っていく作品とはこのことで、これからも楽しみです。」と期待を寄せていました。
自然の恵みとアートが調和する小豆島。稲刈りを終え、紅葉が始まる秋会期には、夏とは違った楽しみがあるでしょう。
(続く)

2022.09.30 オフィシャルツアーに屋島ナイトツアーが登場!

tk24 渡辺 篤(アイムヒア プロジェクト)「プロジェクト『同じ月を見た日』」


オフィシャルツアーは、ガイドと共に会場をめぐり、アート作品はもちろん、その会場の歴史や文化についてより深く御理解いただけるツアーです。
秋会期の毎週金曜日に、夕方から高松駅をチャーターバスで出発し、屋島の作品をめぐるナイトツアーを実施いたします。
国内外の人々が撮影した月を巨大スクリーンに投影する、「プロジェクト『同じ月を見た日』」。
この夏に誕生した話題の新施設「やしまーる」。
その「やしまーる」の中で、秋会期に合わせて公開された「屋島での夜の夢」。
源平合戦をテーマにした、約5×40メートルの絵画とその前面に設置されたジオラマの圧巻の芸術体験を、オフィシャルツアーでは、特別に事前予約し、学芸員の解説付きで鑑賞します。
瀬戸内海と高松市街を一望する屋島山上の景色もお楽しみいただけます。

※「屋島での夜の夢」については別途鑑賞料がかかります。

屋島ナイトツアーの申込はこちらから↓
https://setouchi-artfest.kotobus.com/tour/ktg028.html

オフィシャルツアーの情報はこちらから↓
https://setouchi-artfest.jp/visit/official-tour

2022.09.29 瀬戸内国際芸術祭2022 × 越後妻有大地の芸術祭2022 芸術祭連携企画について

今回、瀬戸内国際芸術祭2022では、同時期に新潟県の南側「越後妻有」で開催されている越後妻有大地の芸術祭2022と連携した企画を実施しています。

その一環として、双方の芸術祭公式ショップにおいて互いの公式グッズを販売する取組みを行っています。

また、越後妻有大地の芸術祭2022の会場の一つである越後妻有里山現代美術館のミュージアムショップにて瀬戸内国際芸術祭2022の公式グッズをご購入の方先着100名様にすてきなノベルティをプレゼントするキャンペーンも本日から開始しています。

この機会にぜひご利用下さい。


[取扱店舗]


▶瀬戸内国際芸術祭2022

高松港公式ショップ「海の市場」
営業時間:9:00〜20:00(秋会期中のみ)
住所:香川県高松市サンポート1-1 高松港旅客ターミナルビル1階

直島公式ショップ 海の駅「なおしま」内
営業時間:9:30〜18:00(定休日=月曜日。月曜日が祝日の場合は火曜日)
住所:香川県香川郡直島町2249番地40


▶越後妻有 大地の芸術祭 2022

越後妻有里山現代美術館ミュージアムショップ
営業時間:10:00〜18:00(定休日=火曜日・水曜日)
住所:新潟県十日町市本町6-1丁目 越後妻有現代美術館2F
※ノベルティプレゼントキャンペーン実施中!

2022.09.27 会期限定販売!塩の息吹を感じよう!買って島へ渡るもヨシ!島から帰って買うもヨシ!「汐まち玉野食プロジェクト たまのの塩」〔公式弁当〕


Photo : Shintaro Miyawaki



【販売日時】瀬戸内国際芸術祭2022秋会期(9/29~11/6)8:00~17:00
【販売場所】宇野港案内所(JR宇野駅構内)TEL:080-3176-3261
【数量限定】平日10~15食、土日祝日20食程度 ※取置可能




-お弁当のご紹介-

宇野港は、瀬戸内国際芸術祭の会場の一つとして、島への玄関口であり、滞在拠点としても、とても便利な場所です。
今回の食プロジェクトは、「塩」に着目しました。
かつて昔、多くの塩田が瀬戸内海や玉野市(宇野港)の沿岸にも作られ、塩づくりは、重要な産業の一つとして人々の生活を支えていました。そして現在、江戸時代から続く日本唯一の製塩会社がここ玉野市において、塩づくりを続けています。


-開発までのプロセス-
 プロジェクトチーム「玉野の食を愛する有志」で協議を重ねました。
  ↓
 メニュー考案者は、地元のUNO HOTEL レストランBLUNOの総料理長とKEIRIN HOTEL10 レストランFORQのシェフです。
  ↓
 食のアーティスト:EAT&ART TAROさんに監修していただきました。
 
 是非、素材の味を引き出す ”塩” を感じてみてください。


-名前の由来-
潮流という風の方向と潮の流れで航行していた帆走船の時代。
寄港した港では、潮の流れが変わるまで、港で美味しいものを食べたり、遊んだり、休んだりする「潮待ち」の時間がありました。
かつて昔、玉野市もそんな寄港地の一つでした。
芸術祭に来られた方が島から帰って、宇野港でゆっくりと滞在してほしいという願いも込められた食プロジェクトです。
「潮」は、「朝のしお」、「汐」は、「夕方のしお」と意味するようです。


アドバイザー=EAT&ART TARO
協力=玉野の食を愛する有志、UNO HOTEL、KEIRIN HOTEL 10



『白桃を食べて育った桃鯛と瀬戸内パエリア弁当』(穴子蒲焼【玉野塩】ふりかけ付) 金額:1,500円(税込)

UNO HOTEL内レストランBLUNO(玉野市築港1-1-12 TEL:0863-33-0606 宇野駅から徒歩1分)

岡山県の新ブランド「桃鯛」を乳清でマリネしたフリット、瀬戸内の魚介と玉野の雑穀を入れたパエリアや玉野の塩を用いた塩釜で焼いたローストビーフなど、玉野や瀬戸内の食材が詰まったお弁当です。
ふりかけで、味や食感の変化を感じてみてください。


『桜海老と瀬戸内海苔の2色のしおさい弁当』 金額:1,500円(税込)

KEIRIN HOTEL 10内FORQ(玉野市築港5-18-3 TEL:0863-31-0555)

レストランFORQの特徴であるスパイシーさと玉野の塩や食材が詰まったお弁当。クミンをふんだんに使った魚のフライ、地元の季節野菜の塩グリル、さくらえびと地海苔が振りかけられたごはんには、玉野の塩とレモンを使ったレモン塩が混ぜ込まれ、アクセントになっています。


来場者の皆様が、島へ渡る前、また、港へ帰ってきてからも、ご購入いただけますので、是非ご利用ください。玉野や瀬戸内の美味しいものがギュッと詰まった本格的なお弁当です。玉野市の地場産業であり、歴史の一つである"塩"をきっかけに玉野の歴史に思いを馳せながら、ぜひご賞味ください。

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